和菓子離れの若年層にもリーチする新ブランドを
味わいはさることながら、四季折々の風情まで美しく表現される伝統文化、和菓子。多くの日本人に愛されていますが、若年層にとってはなじみの薄い存在となりつつあります。10代~60代男女の菓子の嗜好性を調査すると、「和菓子・洋菓子どちらも同じくらい好き」という回答が全世代で半数以上ある一方、10代で週に数回和菓子を食べるのは約2割で、洋菓子の半分ほど。「かしこまった感じがする」「気軽に食べられない」といった和菓子への敬遠が浮き彫りになりました。
そうした若年層の顧客を開拓すべく、老舗和菓子店の鶴屋吉信は新プロジェクトを始動。1803年の創業以来脈々と受け継がれてきた伝統を進化させる、新たな和菓子ブランドの立ち上げに私たちは参画しました。