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松坂屋名古屋店

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大規模リニューアルのプロモーションを前進させるビジュアル。

プロモーションコンセプトの設定から

松坂屋名古屋店は、2024年秋から、本館が現在の地に構えて100年を迎える2025年にかけて、フロア総面積の3割以上におよぶ8フロアの大規模なリニューアルを実施。リニューアルの狙いは、次世代顧客にアプローチを広げること。そのため、アートを随所に取り入れ、ファッション、お酒、美や健康などのコンテンツも導入することに。私たちは、地域特性を踏まえ、今、松坂屋名古屋店が提供すべき価値を検討。ラグジュアリーのアップデート、つまり松坂屋の原体験とは別に、新しい原体験を創る必要があると考え、「新記憶」というプロモーションコンセプトを設定しました。物質的な豊かさのみならず、名古屋の伝統や文化に由来する情緒的な豊かさも実感し、新しい記憶が生まれる場として、期待感が高まるプロモーションを提案しました。

リニューアルを象徴するビジュアルを

まずは、リニューアル告知の基盤となるキービジュアルを開発。テーマは、「これまでの記憶とこれからの記憶をつなぐ糸」。松坂屋名古屋店の歴史と記憶が、未来へ1本の糸で紡がれていくイメージをグラフィック化しました。リニューアルでの新しい発見や、心躍る体験といった「新記憶」を祝福するように躍動する1本の糸。この糸は、従業員同士やお客様とのつながりも表現しています。糸が編むオーバルの内側には、過去の内装や、栄の街並み、リニューアルを象徴する「銅」と「真鍮」のマテリアルをあしらい、過去と未来のつながりを表しました。このビジュアルは、公式サイトをはじめ、SNS、駅構内の大型広告や新聞広告、DMなどに展開。キービジュアルを使ったムービーは、空港サイネージ、タクシーアド、TVerなどに展開され、集客を促進しました。

インフルエンサー施策とプレゼント施策

さらに私たちは外部パートナーと協業し、複数名のインフルエンサーをキャスティング。内覧会への参加と投稿を依頼し、オープニングの集客効果を高めました。また、リニューアルを記念して松坂屋名古屋店のオリジナルフレグランスを制作し、お買いあげプレゼントとする企画を提案。こちらも外部のフレグランスメーカーと組み、ロールオンパフュームとルームフレグランスを開発。松坂屋とゆかりのある「カトレヤ」と「松」の香りをそれぞれブレンドし、懐かしくも新しい心地よい香りでお客様をお迎えすることに成功しました。推進力のあるキービジュアルをはじめに生み出し、それを広告での大々的なリニューアル告知からプレゼントの小さなパッケージまで幅広く活用することで、リニューアルの鮮度や熱気を維持し、プロジェクトを前進させました。

CLIENT: Daimaru Matsuzakaya Department Stores Co.Ltd.
CREATIVE DIRECTOR:Yuji Takagi
DESIGNER: Yuka Ito
COPY WRITER: Seiji Ishizuka
PROJECT MANAGER: Kozue Takahashi
PRODUCER: Toru Uemura

MOVIE: FEARLESS Inc.

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