ART DIRECTION / GRAPHIC / PACKAGE
消臭芳香剤や防虫剤で知られるエステーが、近年注目されるフェムテック商材に取り組むことに。ライフステージごとの女性のお悩みに、長年の香りの研究を役立てたいと考えました。第1弾では、女性特有のゆらぎに着目。心地よい香りでゆらぎをリフレッシュできる、オーガニック認証成分のクリアフォレストオイル(トドマツ葉油*)を配合したアロマスティックを開発しました。なかなか自分をケアする時間を持てない20〜30代の働く女性に、いつでも手軽にできるセルフケア習慣を提案します。 *香り成分
商品化にあたり課題となったのは、このアロマスティックのコンセプトを、ターゲットの女性にどのように伝えるかということ。そこで、20〜30代の働く女性たちへのアンケートを実施し、毎月のゆらぎをイメージした月と自分に向き合う気持ちを表現した「Luna Mine(ルナマイン)」をブランド名に採用。さらに、「女性のゆらぎに」「モヤモヤゆるめる」といったサブコピーで、女性にまつわるアイテムであることをアピールしました。
ドラッグストアやバラエティショップが主な販路となるため、ターゲットが身近に感じながら、雑多な売り場でも目を引くことがデザインの課題でした。そのためパッケージには、印象に残りやすいカラーを使用し、3種の香りをイメージした3色のグラデーションで、今の空気感や高級感、女性のゆらぎや広がる香りを表現しました。ケース上部には曲線のカッティングを入れ、女性用商材ならではの優しさや柔らかさを演出しています。スティックの容器には淡い色を採用し、使うたびにおだやかな気持ちになるようデザインしました。
CLIENT: S. T. Corporation
ART DIRECTOR / DESIGNER: Ayako Tobioka, Nobuhiro Sasaki
PROJECT MANAGER: Kozue Takahashi
COPY WRITER: Renna Hata