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人類史上最大のベストセラー「聖書」をリデザイン。

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2024.12.19

クリスマスですね!街はイルミネーションで輝き、往年の名曲、ワムのラスト・クリスマスが、頭の中で流れているのではないでしょうか?
クリスマスは本来、イエスの誕生を祝い、その教えを思い起こす大切な日です。

そんな背景があるにも関わらず、世界に目を向けても、聖書を手に取る若い世代は減っているようです。(そもそも日本では聖書を手に取る人は少ないと思いますが)
そんな中、ロサンゼルスを拠点にするクリスチャン系クリエイターのスタートアップ「ALABASTER(アラバスター)」が、従来の聖書のビジュアルを刷新、リデザインしたことをご存知でしょうか。彼らは、あの分厚くて読みにくい聖書を、美しい写真と洗練されたレイアウトで再構成し、まるで雑誌のような、全く新しい聖書体験に挑戦しました。
「従来の聖書にはない、親近感と読みやすさを」という思いから、クラウドファンディングで資金を調達し、このプロジェクトを始動しました。

デザインの参考にしているのは、ライフスタイル誌の『Kinfolk(キンフォーク)』。写真と余白を活かした、スタイリッシュなデザインが特徴です。
掲載されている写真は、単なる装飾ではありません。聖書の文章をより深く理解するための、視覚的な手がかりとして機能しています。
まさに、「Alabaster」は、聖書の魅力を新しい世代に伝えるために、デザインの力で聖書を再編集したと言えるでしょう。
クリスマスは、イエス・キリストの降誕を祝う日。改めて聖書に親しみ、その教えに触れてみるのも良いかもしれません。
「Alabaster」なら、きっと若い世代にも、新鮮な気持ちで聖書の世界に触れられるはずです。
このエピソードからも、まだまだデザインの力で、より良く、より美しく変えられるものはたくさんあると感じます。




出典:ALABASTER(アラバスター) HP

植村 徹

PRODUCER / PLANNER

クリエイティブエージェンシーでCI/VI、ブランディング、TVCM、Web施策などを経験。デザインシンキングや編集思考を用いたワークショップやファシリテーションを得意とし、百貨店の売り場開発、ライフスタイル商材のブランドコンセプト開発などを行っている。

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