初めまして!今年度入った新卒の牧野です。
多摩美術大学統合デザイン学科を卒業しアシスタントデザイナーとしてDBSに入らせていただきました。
早速ですがどんな人間か知ってもらうため、私の学生時代の作品を紹介します!
こちら「木肌の大地」という様々な木肌を切り取った写真集になります。
木肌を撮って何の良さが、、、?と思った方もいるかもしれません。
魅力を伝えるため、私と木肌との出会いからお話しします。
ある日、散歩中に何の気なしに桜の木をぼーっと眺めていました。一匹の蟻が木肌を登っていくのを見つけ、小さな世界に没頭していると、次第に木肌の凹凸がゴツゴツとした岩肌のように見えてきました。蟻からふと目を離した時、桜の木が永遠に続く立派な岩肌の大地に感じました。
それまで木の表面を「なんかざらざらしている」というレベルでしか認識していませんでしたが、大地として見立てていくとどの木肌にも個性豊かな表情があることに気がつきました。
アカマツは崖と平地が続く大地、サルスベリは滑らかな砂漠、タイワンアカマツは小さな段差が続く平地に見えてきます。
コロナ禍だったこともあり、遠出をすることに渇望していた私は木肌の世界でみえる新しい景色にのめり込んでいきました。
息が詰まりそうな日々で、個性豊かで小さな大地を旅することは私を大きく刺激的な世界に連れて行ってくれました。
この作品制作は、つまらないと感じる世界も視点を一つ変えるだけで魅力的な世界へと変わることを私に教えてくれた大切な経験になっています。
デザインと一見関係のない話のように感じますがこの話を面接でした際に、新しい視点で物事を見れる長所として捉えてくださったDBSに深く感謝してます。
まだまだ今の仕事に追いつくことに精一杯ですが、様々な視点を大切にしお客様の魅力をさらに引き出せるデザイナーになれるよう頑張ります!!
はじめまして。
今年度より入社いたしました久保田麻希です。
東京造形大学グラフィックデザイン専攻卒業後、DBSに新卒で入社しました。
自己紹介の一環として、大学時代の卒業制作で取り組んだテーマについてご紹介させてください。
卒業制作で何をつくるか考えたとき、私は大学生活の中で自分が最も感じたものを形にしようと思いました。
私が最も嫌悪感を抱いたのは、酒文化です。
なぜ人は、自らの意識を曖昧にし、吐き気を伴うほどアルコールを摂取するのか。
その行為は、害が上回っているように思え、全く理解できませんでした。
その矛盾に疑問を抱きつつも、だんだんとその光景が、面白く感じてきて。
アルコールは人々から抑制を取り去り、本性を顕在化させる。
その変化の過程は、狂気とユーモアが交錯する瞬間であり、人間の本質を表しているようでした。
アルコールとは、毒であり、刃物である。
その危うさの中に、不可解な魅力がある。
私はそう感じるようになりました。
そして最終的に、どんなに行動を見せたとしても、酔った人々は皆、溶けるように力を失い、眠りにつく。
誰もが結局同じ状態になる、同じ人間であるという普遍的な事実が、そこには表れています。
作品では、酒に酔い潰れていく人々の姿を通して、そうした都市の光景に私が感じた感覚を視覚化しました。

この卒業制作を通じて、私は「嫌悪」や「違和感」の中にも、視点を変えると魅力があることを知りました。
そして、そういった複雑で矛盾した感覚に目を向けることが、自分自身の視野を広げるきっかけになっていると思います。
表面的印象にとどまらず、その背後にある意味や感情を読み取る姿勢を大切にしていきたいと思っています。
どうぞこれから、よろしくお願いいたします!
本は読まないけど、文字が大好きです。
はじめまして!この度、DBSの新卒社員として入社しました河内駿佑です。「カワウチ」や「コウチ」と間違われることがほとんどですが、「コオチ」と読みます!
入社から早くも2週間。新生活が始まり、まず苦労したのが朝の起床です。朝がとても苦手な私を助けてくれたのが、2年前からハマっている『ポケモンスリープ』。今回は初めて“睡眠改善アプリ”として活用してみました。「ポケモンで起床→アニメを1話観る→出発」というルーティンで、なんとか朝を乗り越えています。
さて、私は読書が少し苦手ですが、文字自体は大好きです。「文字が好き=読書好き」と思われがちですが、私にとって読書は意外と体力を使う作業。視覚情報を強く意識してしまう「視覚優位」タイプのため、本を読むと膨大な情報が一気に頭に入ってきて、疲れてしまうのです。
それでも、看板や雑誌の見出し、SNSの投稿など、つい目で追ってしまいます。特に変わったフォントや美しいレイアウトに出会うと、内容よりも「この文字、いいな」と感じてしまうほど。そんな“見る文字”の面白さに気づいたことが、デザインとの出会いでした。
大学でグラフィックを学ぶ中で、文字の形や配置が見る人の印象や感情に影響を与えることを知り、どんどん魅了されていきました。今回紹介するのは、そんな学生時代に制作した文庫本の装丁デザインです。 本を読むのはちょっと苦手だけど、文字は大好き。字はあまりきれいじゃないけれど、美しい文字を作るのは大好き。そんな私の矛盾から生まれた作品です。
一文字一文字に物語の空気を込めるように、文字の形や質感にこだわってデザインしました。「読む」ことよりも「見て感じる」ことを大切に、自分なりのアプローチで本の世界観を伝えられたらと思いながら制作しました。
「読む」ことは苦手でも、「見せる」ことにはワクワクできる。それが私がデザインの道を選んだ理由です。
これからDBSでは、自分の「文字への感性」や「視覚的な記憶力」を活かして、“読む気がなくても目が止まる”デザインを目指していきたいと思っています。情報がもっと楽しく届くよう、日々成長していきます!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
毎朝ポケモンに起こされ、寝顔に癒され、アニメを観て出発する毎日。
目を擦りながらも、こんな朝ルーティーンで元気をチャージしながら、今日も元気に出社しています!
どうぞよろしくお願いいたします!