Branding

ペット総合ブランドへのリブランディングプロジェクト。

現在右肩上がりで拡大するペット市場ですが、2022年の動物愛護管理法の改正によりペット事業者には以前にも増して動物への配慮が求められています。そうした中、Famyは、犬にも猫にも人にもやさしい社会を目指す「ペット総合ブランド」へと進化しました。私たちはブランドメンバーの想いに耳を傾け、新たなブランド像を具現化。クリエイティブを通じて持続的成長をアシストしています。

  • CLIENT:FOLDA Inc.
  • Category:BRANDING/ART DIRECTION/LOGO/WEB

BACKGROUND

犬と猫が尊重されていない現実に対して

ペットブランド Famy ( famy.co.jp ) は、ペットシーツや猫砂を取り扱うプロダクトブランドとして事業を展開していました。しかしあるとき、家族である犬と猫が「もの」として扱われ、十分に尊重されていない現実を知ります。そんな状況に違和感と憤りを感じ、 犬にも猫にも人にもやさしい社会を目指す「ペット総合ブランド」への進化を決意しました。まず私たちDynamite Brothers Syndicateは、保護犬・保護猫の現状や、犬猫の殺処分問題について深く理解することから始め、そのうえで中長期的な事業戦略とそのロードマップ、商品企画開発のアプローチなど事業計画全体をインプットしました。

CORE VALUE

目指す社会をコミュニティの仲間と築く

新生Famy最大の特徴は、プロダクトだけでなく犬と猫、人の健康をサポートするサービスも提供し、動物愛護・保護など社会貢献活動を継続的にできる仕組みづくりまで行うこと。その仕組みのひとつが、Famyの想いに共感し、共に活動する仲間、Famy Chainです。私たちは、Famyが目指す「やさしい社会」を築くにはそのFamy Chainの存在が欠かせないと考え、クライアントの事業開発・活動援助計画をもとにコミュニティ自体をデザインすることをこのリブランディングの第一義としました。

CONCEPT MAKING

ブランドが考える「やさしさ」を視覚化

コミュニティ創出に必要なのは、Famyの想いに対する深い共感。そこで、「やさしいをすべての家族に届け、やさしい社会を築く」というブランドコンセプトに着目。多くのペット事業者が標榜する「やさしさ」とは異なる、Famyが考える「やさしさ」を視覚化し、そのクリエイティブへの親近感や連帯感を共感の第一歩とすることに。また、目指す社会を「Life Neutral 命の重さが同じ社会」と言語化し、それも共感を集める糸口、クリエイティブにおける指標のひとつとしました。

LOGO DESIGN

家族の愛や結びつきをマークに込めて

膨大なキーワードの中からブランドの世界観を表す言葉をFamyメンバーが抽出。それをもとに、ロゴ、ブランドカラー、フォント、フォトイメージなどを設定しました。シンボルマークとロゴは、ブランドメッセージや、目指す社会、その実現に欠かせないつながりの共通項である「家族」をデザイン。「犬・猫」「人」「輪」「ハート」を組み合わせ、家族の愛情や絆が永続する関係、家族同士の結びつきを表現しています。

BRAND GUIDELINE

ブランドイメージの一貫性を保つために

Famyの活動は多岐にわたりますが、どんな場面でもブランドイメージの一貫性を保ち、共感を得られるようにブランドガイドラインを用意しました。たとえばブランドカラーは、既存顧客にも配慮して以前のロゴやパッケージの基調色を生かしながら、柔らかくやさしい雰囲気と落ち着いた誠実な雰囲気のどちらも感じられるブルーに設定。フォトイメージは、犬種・猫種・年齢・性別などを問わず自然体を撮影し、あたたかみのあるトーンでやさしい世界観を表現するよう規定しました。

DIGITAL COMMUNICATION

共感とつながりを生むブランドサイトを

ブランドサイトは、ブランドメッセージや社会貢献活動のほかに、最新の活動報告や共に活動する仲間も紹介し、Famyへの共感とつながりを活性化。また、そうした情報はもちろん、ロゴやブランドカラーなど直感的な要素も軸にすることでFamyのブランドイメージを印象づけ、共に活動する仲間(Famy Chain)の受け皿となるようなサイトを立ち上げました。

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