BRANDING / ART DIRECTION / GRAPHIC / PACKAGE / WEB
2008年に官民連携で耕作放棄地を耕すところからスタートした「安芸の島の実(AKI no SHIMA no MI)」は、瀬戸内の温暖な気候が育てるオリーブの実を生かしたブランドです。Dynamite Brothers Syndicateが関わり始めたのは、2020年。企画からロゴ、コピーライティング、パッケージ、WEBサイト、店頭ツールに至るまでトータルでリブランディングを手掛けました。私たちはプロジェクトが一段落した後も定例会議を継続し、総合的にブランドのコミュニケーションをサポート。2025年からは食だけなく化粧品や雑貨にも展開し、オリーブや商品、それに関わる人や地域の魅力を広い視野で伝えています。定例会議であらゆることを共有しながら、共にブランド価値を育てています。
「安芸の島の実」は地域活性化を大きな目的としており、地元高校生への支援も積極的に行なっています。そのひとつが、西条農業高校とのプロジェクト。学生が育てる豚の餌としてオリーブの搾りかす(ポマス)を提供しており、オリーブポークとして販売しています。私たちはそれを具にしたシチューのネーミングとパッケージを高校生に提案。既存品と異なることが一目でわかるように、ネーミングを「西条農業高校が育てた オリーブポーク極の クリームシチュー レモンオイル添え」に。デザインはブランドで初めてイラストを採用し、ブランドロゴは敢えて控えめにレイアウトしています。高品質のイメージを担保しつつ、高校生コラボシリーズが生まれたことを印象づける仕上がりにしました。
収穫量の安定とリブランディング後の認知向上を背景に、化粧品、雑貨へとカテゴリーが広がっており、そのデザインも私たちが手掛けています。化粧品においてもデザインのコアは、栽培から収穫・選果まですべて手作業を貫くブランドの姿勢。ただ、食品であるオリーブオイルとは異なるカテゴリーとすぐ理解してもらえるように、白背景に黒の手描きイラストをシンボリックにあしらうパッケージデザインを考案しました。また、リブランディング後はあらゆる人や企業から声が掛かることも増え、手間ひまかけた製法にこだわる松山油脂が当ブランドの想いに共感した上でコラボが実現。雑貨においてはインセンスとキャンドルが誕生し、香りを楽しむジャンルとして新しいデザインシステムを開発しました。
CLIENT : LIBERA GROUP CO., LTD.
ART DIRECTOR : Hiroki Inoue
DESIGNER : Aoi Suzuki, Nanako Uebo
PLANNER : Toru Uemura
COPY WRITER : Seiji Ishizuka
PROJECT MANAGER : Yutaka Akiyama