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RIDE INTO THE SUN VOL.1_脱RGB & CMYK

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2025.9.19

資料の山から本物の山へ

雄大な自然に囲まれたリゾート施設から、空港、船のドックや日本最高峰の研究室。更にはスイーツから焼き鳥まで。今でこそ場所もジャンルも関係なく、全国各地へ撮影ディレクションに駆けつけるフットワークの軽いADになりましたが、ADになる前は撮影に立ち会えない案件も多く、モヤモヤしていた時期がありました。昔から地方ロケの多い雑誌をデザインすることが多かったせいか、とりわけランドスケープ写真に対する思いが強く、資料が山積みのデスクでフォトグラファーや編集者から送られてきた写真を眺める度に、

「この光は、実際に現地で浴びないと……」と考えるように。

 Macが無いと何もできないくせに、 Macのモニター越しだけでは満足できない天邪鬼な僕はそう思ってしまうと居てもいられず、すでに登山を始めていた友人に頼み込んで、山デビューしてしまいました。

思い返すとまだ20代だった頃の2008年に青山Spiralで見た半沢健さんのランドスケープ写真展「RYTHEM」。巨大なプリントを中心に構成され、それぞれの写真がどこでもドアの様に現地に繋がっているような臨場感が、40代になった今でも覚えているほど衝撃的で間違いなくトリガーの一つだったんだろうなと。(最近は映画のリバイバル上映が流行ってますが、もし写真展にもリバイバルがあるなら、僕の中では間違いなく一位です。

そんなこんなで気づけば登山歴も10年近く。(iPhoneiCloudに溜まりに溜まった画像整理のためにも)良い頃合いなので僕が山で浴びてきた「光」たちを少しまとめてみようと思います。

 

実際に浴びてきた光たち

初めてテント泊で訪れた際の朝日。太陽(赤)と空(青)が混ざると紫になる。PC上で当たり前にやっていることがリアルに。/2018.08.26 05:10 天狗岳(長野県)

尾瀬ヶ原に雪が積もっているときにしか行けない景鶴山での朝。RADIOHEADKID Aのアートワークにありそうなシーンで山頂より気に入った場所。/2018.05.04 05:54 景鶴山(群馬県/新潟県)

訪れた2回とも天候に恵まれたおかげでこの世の終わりなんじゃないかと思うほど綺麗な朝日と夕陽が見れた燕岳。/2019.0901 06:012024.07.21 04:23 燕岳(長野県)

左の写真は数時間前まで土砂降りで、急に晴れて気温が上がったせいかずっと木から蒸気が。枯れ木なのに生命力があって面白かった。右の写真撮った時ずっと濃霧で視界ほぼゼロの世界。景色が見れないのはキツイけど脳内BGMにウォーキングデッドのOPテーマ流して見ると違う楽しみ方が。/2020.11.18 10:14 北横岳(長野県)、2021.10.16 12:10 丸山(埼玉県)

日本で第二位の標高の北岳から見た富士山。dreamin’, dreamin’,dreamin’な夕暮れの儚げなお姿から堂々と鎮座するお姿に。/2024.08.11 18:372024.08.12 06:17 北岳(山梨県)

仕事終わりに池袋発の夜行バスに乗り込みやっとの思いでたどり着いた鳥海山。普段あまり見ることのない日本海を拝みながらの登山は格別だったけどこの後ずっと天気が……2025.08.09 16:54 鳥海山(山形県)

 

登山とアートディレクション

さて今回は自分がこれまでの印象に残った景色の一部を紹介しましたが、

ゴールまでの準備と段取り、目標設定、臨機応変な対応

モチベーション維持 ※山頂(目標達成)についた後は下山後の食事や温泉

 地元の文化を通じてデザインのインプットができる ※ブランディングされたイケてるお店や凝ったパッケージのお土産

などなど、登山とアートディレクションの仕事は結構似ているところがあるなと思っております。これからの連載では、一つの山にフォーカスしながら仕事と山のつながりにも触れながら写真と一緒にゆるく書いていこうと思います。

次回も気楽にのぞいてもらえたら嬉しいです。

細野隆博

ART DIRECTOR

紙媒体はもちろんWebディレクション・デザインも幅広く手がけ、積極的なコミュニケーションと丁寧に作り込んだデザインで信頼関係を築き、要望の先にある本質的な課題解決を目指す。新規スタジオ事業では動画制作のクリエイティブディレクションを担当。

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