
今年も早いもので、もう2月。
そして2月といえば、あのイベント……そう、バレンタイン。
甘いものの話をする季節ですが、
今回はその隣にある、香りのいい相棒の話から。
これまでさまざまなスイーツ案件に関わってきた
“違いのわかる男”、AD細野が、
味だけでなく、パッケージのビジュアルにも注目し、
バレンタインスイーツと一緒に楽しみたい、
美味しくてビジュのいいコーヒーをセレクトしました。


まずは手前味噌 on 手前味噌ですが、
東京・千駄ヶ谷の benchmark tokyo。
チョコレートの甘さを邪魔しない。
でも、きちんと輪郭は残るブレンド。
バレンタインのために主張しすぎない、
“基準点”みたいな一杯。
benchmark TOKYOについて詳しくはこちら▶︎


昨年末、細野晴臣さんのライブを観るために訪れた大阪で、
ふと出会ったコーヒー。
明るくて、軽やか。
フローラルな香りと、澄んだ酸。
チョコレートの甘さに寄り添いながら、
口の中を一度リセットしてくれる一杯。
パッケージは白をベースに、情報は最小限。
豆によってカードの差し色が変わり、
つい他の豆も集めたくなる、秀逸なデザインシステム。
söt coffee▶︎


伊勢神宮の外宮を参拝したあとに立ち寄った、
CAMINO COFFEE ROASTERS。
ここのブレンドはチョコレートの甘さとぶつからず、
ゆっくりと余韻だけを残してくれる。
クラフト紙に「伊勢」の文字で勝負する、
ストイックで男前なパッケージデザインが特徴。
中身は環境に配慮してジップロックという、
姿勢まで含めてブレのないつくりも◎。
CAMINO COFFEE ROASTERS▶︎



KOFFEE MAMEYAは、
豆を選ぶ時間そのものが楽しいお店。白衣を着たスタッフさんと、
焙煎の濃度を可視化したチャートを見ながら、
浅煎りから深煎りまでを行ったり来たり。
「今日はどんなスイーツと合わせるか」なんて話をしながら、
自分の好みの一杯を探していく。
今回は、いろいろなスイーツに合わせやすい
中深煎りの Tres Dragones Natural をセレクト。
豆はオリジナルの巾着に包まれ、
挽き目の見本や湯温・湯量が書かれたレシピ付き。
家に帰ってからも、
ちゃんと美味しく淹れられるところまで考えられている。


最後は、ちょっと変化球。
静かな語りストアで販売している
エビバデ COFFEE ROAST(コーヒー焙煎キット)。
バレンタインに、
「どの豆を選ぶか」だけじゃなく、
どの焙煎具合にするかまで自分で決めてしまうのも、案外悪くない。
スイーツに合わせて、少し浅めにするか、思い切って深めに振るか。
その選択ごと楽しめるのが、このキットのいちばんの魅力。
静かな語りストア▶︎
色々書いているうちに、
チョコレートのためのコーヒーなのか、
コーヒーのためのチョコレートなのか。
正直もう自分でもよくわからなくなってきたので、
このあたりで締めさせていただきます。
結局のところ、
美味しいコーヒーのデザインは、やっぱりかっこいい。
細野隆博
ART DIRECTOR
紙媒体はもちろんWebディレクション・デザインも幅広く手がけ、積極的なコミュニケーションと丁寧に作り込んだデザインで信頼関係を築き、要望の先にある本質的な課題解決を目指す。新規スタジオ事業では動画制作のクリエイティブディレクションを担当。