Dynamite Brothers Syndicateは、1万冊以上の雑誌づくりを通して、さまざまなトレンドやマーケットを生み出してきました。その経験から得たアイデア創出のメソッド「編集思考」とアートディレクション、そしてクライアントとの強固なパートナーシップによって、多くの企業のブランディングを今日もサポートしています。
時代の変化とともに、私たちが活動するフィールドは日々拡張しており、今回はそんなパートナーシップから広がっていった一例をご紹介します。

海運、物流、農業、不動産など多角的に事業展開を図るリベラグループ。
私たちは、経営の中枢を担う部署と連携し、ミッション・ビジョン・バリューの策定からコーポレートサイト、採用関連ツールの制作など、様々なコミュニケーションデザインで2020年から今日まで並走しています。
リベラグループとの関係は、広島発のオリーブオイルブランド「安芸の島の実(AKI no SHIMA no MI)」のリブランディングのご相談をいただいたことに始まります。

丁寧なものづくりにこだわり、風味豊かな商品は、高品質で世界的にも評価されているにもかかわらず、そうした本来の価値が浸透していないという課題解消のため、私たちは現地に足を運び、収穫から選別、搾油まで製造工程を体験することからプロジェクトをスタートしました。
現地の方々と打ち合わせを重ね、ブランドに対する想いやこだわり、課題などをヒアリングし、ブランドの価値を設定。その本質を表すデザインでロゴ、パッケージ、コミュニケーションツール、ECまで佇まいを一新させました。
その後もシーズン毎の制作物を手がけるほか、オリーブの木のように日々成長するブランドに並走しながら、デザインワークを続けています。
このブランドを手がける山本倶楽部は、リベラグループの農業事業を手がけるグループ会社で、ここでの実績を評価いただき、冒頭にお話ししたMVVの策定から本業のコミュニケーションツールのデザインなどに協業範囲が広がっていきました。
DBSでは様々な編集プロダクションや出版社とともに長く経験を積んできた社内報制作でも、今年からリベラグループ版を手がけています。

そんな会社の指針から、体制、さまざまなクリエイティブを提供してきたクオリティを信頼いただき、昨年からリベラグループの東京オフィスのリニューアルのディレクションを任せていただきました。
パートナーにインターオフィス株式会社を迎え設計の品質を担保しつつ、これまでの関係値からクライアントが求めるクリエイティブを適切に理解しディレクションに落とし込んでいきました。手前味噌な美しさではなく、実際に使う社員のみなさんの効率や気分が上がり、本業に良い影響がある姿を想像し、最適なクリエイティブを定めていきました。
パートナーと共に要件のヒアリングを重ね、トップから現場の意見まで吸い上げた提案にしっかりとディレクションし、無事4月の竣工を迎えました。約半年が経過した今日では、元から社内コミュニケーションが活発な会社ですが、より働きやすそうなみなさんの姿を目にしています。

プロジェクトを円滑に進める場作りから、竣工後の撮影やツール反映などのアフターサポートまで、単に箱をデザインするだけではなく、その先にある価値づくりまで伴走するのが私たちのクライアントとの在り方です。
次のフィールドに向けて、視点は新しく、活動は一歩一歩細やかに、これからも“デザイン”し続けていきます。
来月はまた今年のオリーブの収穫に伺います。
秋山 悠
PROJECT MANAGER
ファッション誌のWeb編集者や、広告イベント企画会社のPM・プロデューサーを経験。デジタル施策のプロジェクトマネジメントを得意とし、化粧品、ファッション、食、金融、百貨店、宝飾など幅広いジャンルにも精通している。